カードローンの現状について

カードローンはどんどん使いやすくなっています。
10年前であれば、消費者金融が取り扱っている怖いローンという印象があったかもしれません。
当時は29.2%までは法的に認められていた時代なのです。
単純に計算するならば、1年間で借金が1.3倍になるということです。

正確には返済しているので、もっと利息の負担は減るのですが、雪だるま式に借金が増えていくのは事実でした。
返済できなくなる理由は決まっており、利息が高いからです。

仮に利息がゼロのローンがあれば、元金だけ返済すればいいわけですから、少しずつでもローンは減っていくはずです。
しかし、高金利だと利息も大きくなりますので、利息だけ払って元金はそのまま残るという状態になります。
毎月○万円ずつ返済していたのに、借金がまるで減らないという状況が起こり得るわけです。
こうした問題は以前から危険視されておりましたが、取り締まるための法律がなかったのです。

29.2%という金利は、違法でも合法でもないグレーゾーンであり、無効ではありながら取り締まることはできませんでした。
それゆえ、利息制限法を超える無効金利での貸付が当たり前のように行われていたのです。
こうした現状が解消されたのは、貸金業法が改正された平成18年からです。
グレーゾーン金利での貸出が違法となり、最高でも20%までしか認められなくなりました。
上限金利が29.2%から9.2%も下がったわけですが、実際にローンを利用しているとこの金利差はおどろくほど大きなものだと実感できます。
感覚としては金利が半分以下になったように感じられるのです。

現在は大部分の業者は18%以下の金利で貸し出しており、この金利であれば毎月コツコツと返済していれば、確実に元金が減っていることを実感できます。
残額が減れば減るほど、利息の負担も軽減されますので、ますます返済が楽になるという好循環となります。
現在のカードローンは、昔とは別ローンと言ってもいいほど使いやすくなったのです。
金利が大幅に低くなったことは業者にとって大ダメージですが、消費者にとっては大きなメリットです。
金融機関のなかには、金利の引き下げによって利益が出せなくなり、倒産したところも多いのですが、これによりよい業者だけが生き残りました。
悪徳業者が違法行為をして運営していくことは非常に難しくなったのです。

10年前のカードローンと比べて変わった点には、借入額の上限の問題もあります。
総量規制という法律が生まれて、新規融資を受ける方は年収の3分の1までとなったのです。
つまり、自分の年収を3で割った数値が、借入可能な金額の上限なのです。
例えば100万円借りたい場合は、自分の年収が希望額の3倍なければいけないわけです。
もし年収が250万円でしたら、希望額をもっと少なくしないと審査には通りません。

この場合、250万円の3分の1以下である、80万円で申し込んでみるといいでしょう。
もちろん、もっと少ない金額で申し込んだほうが審査に通りやすいのは間違いありません。

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